品種改良プログラム

☆ オリーブは栽培の伝播とともに、気候・土壌・栽培目的・栽培方法・収穫方法などに適合するように品種改良がおこなわれてきました。2010年の最新の国連食糧農業機関FAOの調査では、重複があるものの、世界で2,629種のオリーブの品種が確認されています。

☆ オリーブオイルの需要が高まるにつれ、よりオイルの含有量の多い品種、高品質のオイルが取れる品種が多く栽培されるようになりました。さらに灌水する、肥料を与える、機械で収穫すると言った現代の栽培法に向いている品種、病害虫に強い品種への改良が地中海沿岸の各国で行われています。

 

☆その一つイスラエルでは50年程前に品種改良が始まりました。その成果の一つ“バルネア”は最も成功した品種と言われています。成長力があり上に伸びる品種で、これは機械で収穫する最新の栽培方法に適しています。また灌漑することでよい品質の果実が生産できます。イスラエルのみならず、1995年にニュージーランド、1997年にはオーストラリア、そしてイタリア、米国、南米、今では中国、インドにも広がっています。

☆ スペインのコルドバ大学でも1991年から品種改良プログラムを実施し、多くの品種改良種の試験栽培を進めています。すでに開発された新品種シキチータが2008年にEUに品種登録されました。この品種は早生で、木の高さが低く、現代の高密度栽培に向いています。