オリーブの伝播と品種

☆ オリーブは、地中海沿岸やアフリカ北岸に自生し、かつてレバントと呼ばれた今日のイスラエル、パレスチナ、ヨルダン、レバノン、シリアの地域で栽培が始まりました。人類が移動する歴史とともにオリーブの栽培地も広がってきました。海上交易のフェニキア人がギリシャの島々に、ローマ帝国の拡大とともに地中海沿岸や北アフリカの地域に、コロンブスのアメリカ大陸発見で北米そして南米の地に広がっていきました。アジアでもインド、パキスタン、アフガニスタン、中国、日本などに広がり、今や世界の各地で栽培されています。

☆ 地中海沿岸から集めた1,263の野生種と534の栽培種など1,900以上のサンプルの遺伝子を分析したフランス国立科学研究所の研究でも「オリーブの栽培は、かつてレバントと呼ばれた地域、今日のイスラエル、パレスチナ、ヨルダン、レバノン、シリアの地域で始まり、その後地中海沿岸を経て多くへ広まった」ことが裏付けられています。

 

☆ 研究チームはまた遺伝子の系統を分析し、最初の地域では小さく苦い果実の木が多かったがそれがトルコとシリアの国境の地域を超えるあたりからは、オイルが多く実の大きな種類に取って変わっていることを発見しています。

☆ トルコの大学の遺伝子分析の研究では、オリーブの品種は三つのグループに分けることができることが分かってきました。それは伝播の起源となった地中海東のグループ、地中海中央のグループ、そして地中海西のグループです。